ぼんじゅーるパリ!飛行機で12時間、バスで1時間でホテルに到着。劇場はホテルから歩いて10分。
パリ日本文化会館という劇場で、劇場の目の前にはセーヌ川が流れており、すぐ側にはエッフェル塔が見えます。
パリに来たんだ〜と実感。
因みに・・パリ日本文化会館とは、フランスと日本の首脳の間で取り決められた「21世紀に向けての日仏協力20のプロジェクト」
の一つで日本のさまざまな文化を紹介する目的で建てられた会館です。
劇場の外観、近代的です。 搬入口。
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観光する暇もなく劇場入り、そのへんは日本の公演と変わりませんが、現地の照明さんは当たり前だけどフランス人。
フランス語どうしよ・・。
劇場は客席数が200席ぐらいと思ったよりも小さく、仕込みも大変。
小さいからなのか開場時間が15分で、開場したらすぐにスタンバイ、本番という感じでちょっと(カナリ)忙しい。
現地の照明担当の通訳は「まーごさん」。
照明を知っている方だったので通訳してもらいやすかったのです。(良かった)
そして、何と、私と一緒にPINをやってくれたのはフランスと日本のハーフの「けん」という男の子(私よりも年下)。
日本語は大丈夫と言う事で、PINのQ出しはすべて日本語で出来た上に、通訳が照明チームには2人いるという感じでした。
(これは贅沢、通訳が取り合いになるのが普通なのに)
言葉の問題はそれでクリアーです。良かった〜。
本番フォローをするシーリング。 ソース4でフォローしました。
明るさを調整するフェーダー。
最近の原田氏の仕事ではソース4フォローが主流になっています。フランスでもソース4でフォロー。
ここではセンタールームというものがなかったのでシーリングでの本番を迎えます。
しかし他のセクションもそうだったみたいですが、フランス人と私たちとの考え方の違いなどがあり、
一緒に仕事をする上でかなり苦労がありました。
時間がないのにマイペースなのです。うおー働け−って感じ。
でも皆良い人たちです。
そう言えば、S−4ZOOMの新しいものを劇場に入れてもらっていたのですが、
いざシュートの時にフォーカスの回す部分を回そうとしても回らず、すべての器材がそうで、
原因を調べてもらったら何と新しいものだったので、
中に段ボールのストッパーが入っていたということがあったりしました。(トホホ)
何かやっていても、「こうしたほうが楽なんじゃない?」と言ってきてくれたりやってくれたりと、
皆良い作品を作ろうという気持ちが伝わってくる感じでした。
フランス人スタッフと一緒に。
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滞在中の食事はやはりどこに行っても必ずフランスパンが付いていたので、
帰ってきてからはしばらくは食べたくないなぁ・・・という感じ、もう固くて・・。
劇場から5分ぐらいのところにあったサンドイッチ屋さんはとてもおいしかったのですが、
やはりフランスパンだったので食べるのが大変であごが疲れました。
とまぁ、色々と大変なことはあったのですが、初めての海外仕事はとても良い経験になりました。
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